2025年現在、日本国内でペロブスカイト太陽電池を商用供給できるメーカーは以下の通り
ですが、量産・安定供給の段階にはまだ一部を除き未到達です。ただし、試作や共同開発、実証実験レベルでの提供は可能な企業が複数存在します。
🇯🇵 日本国内の主なペロブスカイト電池メーカーと供給状況
企業名 | 主な動向・供給可能性 |
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積水化学工業 | 住宅屋根・ビル壁面用に開発中。 ・2025年内に建材一体型の実証開始 ・商用供給は限定的(主にBIPV) |
京セラ | 小型IoTデバイス・ウェアラブル向けに研究中 ・商用提供は未発表だが、共同開発案件あり |
パナソニックHD | ペロブスカイト開発継続中。外販は未定 |
リコー | 超小型のIoT電源用途でペロブスカイト型薄膜セルを試作供給中 ・量産準備中。商談可能性あり |
エネコートテクノロジーズ(京都大学発ベンチャー) | ・世界初のペロブスカイト商用出荷を実現(2023年〜) ・ウェアラブル、IoTデバイス、B2B用途に供給可能 ・相談ベースでOEM・ODMにも柔軟に対応 |
東芝 | 研究開発段階。供給は未定 |
ペクセル・テクノロジーズ(東京) | 印刷型太陽電池技術。プロトタイプレベルでは相談可 |
✅ 供給可能性まとめ(2025年)
供給レベル | 可能性 | 対応企業例 |
---|---|---|
小ロット(試作・実証用途) | ◯ 高 | Enecoat、リコー、ペクセル など |
中ロット(IoT機器向け) | △ 条件付き | Enecoat(要調整)、積水化学(一部応相談) |
大ロット(量産商用) | × 現時点では不可 | ほぼ全社が量産段階未到達 |
OEM/ODM供給 | △ 企業により相談可 | Enecoatが比較的柔軟(要案件提示) |
📝 日本企業と取引するための実務ポイント
- NDA・用途説明・予想ロット・サイズ形状の提示が必要
- 量産前提よりも技術実証パートナーとしての協業姿勢が有効
- 特定用途(例:監視カメラ、農業IoT)を提案するとマッチングしやすい
🔚 結論
Enecoat Technologies(エネコート)をはじめとする一部企業が、
限定的にペロブスカイト太陽電池の供給を開始しています。
特にIoT・監視カメラ用途に適したモデルがあり、今後の拡張も期待されます。
以下に、Enecoat Technologies(エネコート)への【日本語版】および【英語版】の技術問い合わせ文テンプレートをご用意しました。
用途は「監視カメラなどIoTデバイスへのペロブスカイト太陽電池活用」に適しています。